ABOUT
谷根千工房は2010年の春に、地域雑誌「谷中 根津 千駄木」の発行時に収集した資料を整理するため、谷根千〈記憶の蔵〉という資料庫を設けました。
この蔵は、関東大震災以前に建てられた東京大学の眼科医だった佐野家の蔵だったものです。1960年だからは、長らくこの地で看護活動に従事している東京在宅看護協和会が譲り受け、派遣看護婦の研修の場、また倉庫として利用されてきましたが、1990年以降、あまり使われずに公園の片隅にたたずんでいました。
谷根千工房では、協和会会長の木下安子さんに声をかけていただき、1996年より地域住民有志で「けんこう蔵部」を結成、掃除や修復、活用をはじめました。
2007年には映画フィルムを文化財として保存する活動に取り組むNPO法人映画保存協会(FPS)が蔵と木造家屋を借り受け、「けんこう蔵部」は蔵部分の維持・活用のみをFPSに協力する形で行ってきました。
そして2010年より谷根千工房では蔵2階を谷根千地域資料のアーカイブズとし、FPSの協力を得て整えることになり、あわせて、蔵1階をスペースとして活用しはじめました。
今年2013年4月の協和会との契約更新にともない、新たに谷根千工房が借主となりました。芸工展実行委員会ほか、個人5人とも活用の場をシェアすることになりました。
未整備の発展途上の場所ですが、地域活動をご理解の上、蔵1階スペースをぜひ活用してください。この町に記憶のつまった建物が、今後も長く保存活用されること願い、新しい使い方にご賛同ください。
2019年4月より合同会社メロウマシーン55が根津で運営していた「日本一ハードルの低いレコード屋block」が記憶の蔵に移転して仲間となりました。
予約などの運営も今後は主に「日本一ハードルの低いレコード屋block」が対応いたします。
SCHEDULE
ACCESS
〒113-0022 東京都文京区千駄木5丁目17−3